治療の流れ（人工関節手術）

人工関節手術治療の流れ

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外来診察・初診

当院では、股関節や膝関節の痛みで、他の病院や診療所で人工関節手術を勧められた方や、手術に不安がある方、手術が適切か悩んでいる方が相談に来られます。当院には、人工関節を専門とする整形外科医がおり、豊富な経験に基づいて診断し、外来通院をしながら手術計画を立てます。患者様に最適な治療計画を立て、詳しく説明いたします。お薬を服用中の場合は、お薬手帳などによる確認が必要ですので、持参していただけると助かります。
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術前の全身検査・自己血貯血

全身の健康状態を調べ、手術が可能な健康な身体かどうか、また他の病気がないかを確認します。もし検査で異常が見つかった場合は、当センター内の専門科に紹介し、病状の確認や必要な処置・治療を行います。股関節の手術では、数百ccの出血が予想されます。当院では、事前に患者様の血液を採取して保存する「自己血貯血」を行っています。手術前に、5週間以内に外来で1回400cc採取することを目標に、計画を立てます。
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入院から手術の前日

原則的に手術予定日の前々日/ 前日に入院して頂きます（服用してられる薬の調整などが必要なときは、手術1週間前程度に入院していただくこともございます）。術前日には入浴/シャワーにて全身を清潔な状態とします。気にされる方もおられますが、手術部位の剃毛は手術時に担当医師が判断しますので前もってご自身では剃毛しないでください。手術の前日は決められた時間以降は飲食を絶ち、手術に備えて胃の中を空にします。
入院について
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手術当日（術前・術後）

術衣に着替えた上で待機し、手術室の準備が整い次第、順次手術室に移動します。手術後、手術室から回復室へ移され、全身麻酔から徐々に意識を取り戻します。麻酔から完全に覚めて内臓が正常に働くまでは、口からの食事は許可されません。手術前からの点滴は継続して投与されます。また、排尿・尿量管理のために尿道に管が留置され、手術によっては、創部から血腫を回避するための管が留置された状態で病室へ帰宅することになります。
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手術翌日〜約2週間

手術翌日には看護師付き添いのもと、体を起こし、ベッドから車いすへ離床して頂きます。手術2日後から約2週間程度、立位歩行訓練など、本格的に理学療法士の指導のもとリハビリが開始されます。歩行能力の回復に応じて、適宜、病室も調整させて頂きます。
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退院

創部の治癒およびリハビリにて自宅療養が可能な段階への回復を認めた段階、つまり、手術からおよそ2-3週間で退院となります。手術後、当法人が運営するリハビリテーション専門の病院に転院し、リハビリを受けていく場合もあります。
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外来再診

手術後1年以内は3回程度、その後も1-2年毎と状況に応じて多少の変動はありますが、外来での定期的な検診を受けていただきます。人工関節は一生使い続けるため、定期的な観察が非常に重要です。調子の良し悪しに関わらず、指定された時期に受診していただくようお願いします。

03-6432-2602